2018年09月の記事
2018年09月08日
災害時に覚えておきたい大切なこと。。。
この度の地震、水害。台風により被害を受けられた皆様に
心よりお見舞い申し上げます。
たて続きに到来した台風に次、北海道での大きな地震…
私たちの住んでいる日本は、どこにいても自然災害といつも
隣り合わせだということを自覚しなければならないのかもしれませんね。
防災用品や飲料水等、普段からの準備が大切なのはもちろんなのですが、
いざ災害に見舞われたときに注意すべき大切なことをひとつ書いておきます。
1995年に発生した阪神淡路大震災では、古い耐震基準の建物の倒壊や
家具などの転倒に加え、火災の被害がとてもたくさん起こりました。
なぜ火災が発生したのかというと、それは「通電火災」と言われるもの。
大きな地震が起こったとき、広い範囲で停電になる可能性があります。
自宅を離れ避難をする際にブレーカーを落とさずに家を空けてしまうと
電気が復旧したときに倒れていた家具の下敷きになっていた電気製品などが
再び作動したことで、それが火元となり火災が起こるのが「通電火災」です。
阪神淡路大震災のとき、原因が特定された火災の半分以上が
この「通電火災」だったといわれています!
「通電火災」が怖いのは、時間差で発生するために
発見が遅れてしまうこと…
地震発生直後に出火した場合なら人が対応することもできるのですが
避難して無人になった後に電気が復旧し、出火することが多く
これにより発見、消火が遅れ火災が拡がってしまうのです。
電気が復旧しても通電しないようにブレーカーを落しておくことで
「通電火災」は防ぐことができます!
万が一のことを考えて避難をする際は、「ブレーカーを落とす」ということを
ぜひ心掛けておいてくださいね。
いざという時に思い出してもらえることを願っています。
《nishio》