2022年03月12日
Wallstat(ウォールスタット)って??。。。
こんにちは!
Toda's Designスタッフの にしおです。
いつもご訪問いただき ありがとうございます。
東日本大震災から昨日で11年目を迎えましたね。
そんな日の夕刻、ここ関西でもドシン!とひと揺れありました(>_<)
本当に日本はどこに住んでいても地震が身近にある国です。
そんな地震大国と言われるこの日本で家を建てようと考えた時に
耐震性能は重要な選択肢のひとつと思われるのは当たり前なことですよね。
いつ起きるかわからない、いつ起こってもおかしくない地震。。。
大切な家族が暮らす家には高い耐震性能を求めることは間違っていません。
ただ、いざ「耐震性能って何??」「耐震等級3の家って地震に強いの??」
そんな疑問を持たれる方も多いようです。
ところでみなさんは「Wallstat(ウォールスタット)」って
聞いたことはありますか?
「Wallstat」とは、京都大学の生存圏研究所が中心となって
開発された、「木造住宅倒壊解析ソフト」のことで、
木造軸組工法の耐震性能を初めて「見える化」したソフトウェアです。
地震研究の分野では、振動台を用いた実験や数値解析など地震時の
木造住宅の動きに関する多くの研究結果を得ることに成功しています。
「Wallstat」は、これら実験などで得られた結果等を活用し、
振動台実験でしか得られなかったシミュレーションを
パソコン上で検証し確認できるようになりました!
「Wallstat」が画期的なのは、地震の波動を加えたときに建物が
倒壊する過程をビジュアル的に目で見て確認できることだと思います。
建物の揺れや変形の大きさ、損傷状況、倒壊の有無が手軽に
一目でわかるようになり、「安心」をご提供できるようになりました。
この「Wallstat」は、もともと研究者向けに開発されたソフトでしたが、
この度、Toda's Design/(株)戸田工務店でも協会へ課題提出し
審査を受け、マスター会員の登録を済ませることで
正式に「Wallstat」を用い、お客様へご提案できることになりました。
これにより設計の段階で地震による影響をどこまで減らしていけるのかを
考慮しながら安心・安全な家づくりを進めていくことができます。
家はひとつとして同じものはありません。
これから建設する「わが家」が、地震の際にも家族や財産を守る!
そんな家づくりができるよう、ご提案させていただきます。
まだまだ「Wallstat」を使っている工務店や設計者は少数ですが
より耐震性の高い住宅が増え、いつか必ず起きるであろう
巨大地震で犠牲となる方がひとりでも少なくなることを
阪神淡路大震災を経験した私たちも強く願っています。
*にしお*
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