2018年04月14日
高気密・高断熱の家とは?。。。
こんにちは!
Toda's Design スタッフの nishioです。
いつもご訪問いただき ありがとうございます。
今日のお題はコチラ↓
お家の壁についている「換気口」についてです!
面白くなさそうな(笑)お題ですが、これから家づくりを始められる方には
ぜひ知っておいて欲しい大切なお話しなので興味のある方は
最後まで読んでみてくださいね(^-^)b
さて前置きはこのへんにして、ここからが本題です!
最近の住宅には、「換気口」がたくさんついていると思いませんか?
もちろん大手ハウスメーカーさんのお家も然りです。
実は、この「換気口」がたくさんついているのが、いわゆる第3種換気のお家なのです!
でも少し古いお家だと、あまり「換気口」は目立っていませんよね。
キッチンやトイレにはついていても他のお部屋には殆どついていないと思います。
以前、換気のお話しをした時にも触れましたが、2003年に建築基準法が改正され
住宅には24時間換気することが義務づけられることになりました。
その換気能力は2時間に1回のスピードで室内の空気を入れ替える事が必要であると
建築基準法で定められています。
24時間換気し2時間で家の中の空気が入れかわってしまうことの意味を
冷静に考えてみると何か矛盾を感じませんか?
例えば外が蒸し暑い真夏に、室内は冷房を効かせて快適な室温になったので
冷房を止めてしまったとします。その2時間後には、また蒸し暑い部屋に戻ってしまい、
寒い冬場も同じことで、せっかく温めた室内も換気によって2時間後には
また外気温に近づいてしまうのです。
冷暖房を使いながら24時間換気していくのですからエネルギーの無駄遣いですよね。
快適な室温にするためにエネルギーを使っているのに、その空気を
外に追い出しているなんて矛盾していると思いませんか?
でも換気が不十分だと、建材などからでる揮発物質が原因でアレルギー症状が
でてしまったり冬場、室内の逃げ場のない水蒸気が結露の原因となってカビ発生を
招いたりする心配もあります。
換気はとても大切なことだけれども、その換気の方法を間違ってしまうと
快適とは、ほど遠いお家になってしまうことを忘れないでくださいね。
今日の気密・断熱を高めたお家については、空気が漏れないように
隙間を極限まで埋めて気密性を上げ、外からの冷えや熱を、
高性能な断熱材で防ぎ、断熱性の高い樹脂サッシを採用しているのに
なぜか第3種換気によって空気を入れ替える。。。
それでは気密や断熱の性能を上げた意味が全くないのです。
高気密・高断熱のお家をつくるのなら第1種換気の熱交換型を
選ばなければ本当の意味での快適な家づくりにはならないのです。
気密や断熱のことだけでなく換気の方法も忘れずにしっかりと
考えて選んでくださいね!
《nishio》