地震に強い家Concept.02

01耐震等級と
許容応力度計算について

耐震等級とは、1〜3段階に分かれており、3が一番耐震性能の高い家です。

耐震等級1

震度6強〜7の地震が来たとき家が傾いても倒壊しない耐震性を備えている住宅のことを指します。
一般的な戸建て住宅などが当てはまります。

耐震等級2

耐震等級1において想定されている地震の1.25倍強い地震が発生した場合も、倒壊・崩壊しないとされている耐震性を備えた建物のことを指し、病院や学校など公共性の高い施設と同等のレベルの住宅が当てはまります。

耐震等級3

耐震等級1において想定されている1.5倍の地震が発生した際にも、倒壊・崩壊しないとされている耐震性を備えた建物のことを指し、防災の拠点となる消防署や警察署などと同等のレベルの住宅が当てはまります。
現時点では、「耐震等級3」がもっとも高い等級となっています。
※建築基準法を満たす耐震基準が「耐震等級1」となり、この等級1で説明されている「数百年に1度の地震」の強さは、1995年の阪神・淡路大震災(M7.3、最大震度7)程度に相当します。

地震に強い家かどうか判断するためには、壁量や部材、地盤・基礎の計算により家の強度を確認する必要があり、計算の方法が3種類あります。

  • 1.仕様規定とは

    建築基準法では、2階建て以下で、かつ500m²以下の木造住宅は「四号建築物」と呼ばれていて、構造計算の提出を必要としないが、建築士が仕様規定の11項目を簡易計算し安全性を確認するものです。
    一般的な2階建て住宅は、ほぼこれにあたります。

  • 2.性能表示計算とは

    壁量計算に加えて「床・屋根倍率の確認」と「床倍率にお応じた横架材接合部の倍率」を検証する計算方法です。※横架材とは、柱などの垂直材に対して、直角に渡している部材(梁や桁が代表的)。
    「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に規定されている計算で、耐震等級、耐風等級、耐雪等級などの計算があります。性能表示検査では簡易検査が認められており、横架材や基礎の検討はスパン表を用いて計算を省略することができます。
    長期優良住宅を建てる際、性能表示計算で耐震等級2を確保する必要があります。

  • 3.許容応力度計算

    一般には「構造計算」と呼びます。その家の柱の1本・梁の1本・基礎に至るまですべての部材にかかる力を計算していく方法です。部材の強さ、壁の強さ、地盤・基礎の強さを荷重や外力(地震・風圧等)、その際に生じる応力(抵抗力)を計算するものです。構造耐力上、主要な部分である構造部材が変形・振動により使用上支障がおこらないように計算されます。詳細な計算を行うため、最低1カ月以上はかかり、計算資料は数百枚にもなります。

02弊社が[耐震等級3]と
[許容応力度計算] に
こだわる理由

理由は一つ。
地震に強いからです。
阪神淡路大震災を経験してきた弊社は、震災以前からその当時できる、耐震にこだわった家づくりをしてまいりました。倒壊の酷かった地域においても、弊社の家は一軒も倒壊することはありませんでした。当時のやっててよかった。という思いと、いつどこで巨大地震が発生するかわからない日本だからこそ建てる者の責任として、今できる一番安全な建て方をする必要があると考えるのが、現在も耐震にこだわり続ける私たちの理由です。

03耐震の見える化『Wallstat』

家が建つ前にしっかり対策!

Wallstat(ウォールスタット)で安心・安全の家づくり

wallstatは木造軸組構法住宅を対象とする数値解析ソフトウェアです。図面の3Dモデルで地震によるダメージを分析し地震による壁面ダメージが色変化で視覚的に解るシステムです。その場で耐震性能の見える化を可能にします。

04制震装置のメリット

建物の倒壊・変形も抑えて、余震にも
高い効果が望める制震ダンパーを採用

高い制震効果・くり返しの地震に強い

震度の揺れを吸収。建物の損傷被害の軽減が期待できます。特殊粘弾性ゴムが地震エネルギーを吸収し、耐震に比べ建物へのダメージの蓄積が小さく、余震などの繰り返しの地震にも高い効果が期待できます。

メンテナンスフリー

制振ダンパーの特殊粘弾性ゴムは時間経過や温度による性能の変化が少ないため、メンテナンスがなくても優れた効果を持続することができます。

地震エネルギーを吸収する「制震」、
くらべると見えてくる様々なメリット

工法 耐震 制震 免震
特長 揺れに耐える
揺れを吸収する
揺れを伝えない
概要 構造体のそのものの強度で耐える 油圧ダンパーなどで揺れを吸収する ゴムや金属球で揺れを逃がし建物に伝えない
建物

変形
筋交いや合板で耐えるがダメージが残る可能性が 耐震補強の補助 変形低減が大きく可能
体感 揺れを感じる 揺れは軽減される 揺れをほとんど感じない
価格 低価格 高価格
05木造軸組工法 (在来工法)

日本で最も多く用いられている、伝統的な木造建築の工法です。主に角材を使い柱(縦架材)と梁(横架材)を組み上げて家の骨格を形づくります。これを「軸組」といいます。さらに筋交い(柱と梁が交差する角と角を支える斜め材)や金具で構造の強度を増します。 力学的に安定していて地震の揺れを吸収して倒壊しにくく、台風などの横風にも強いという利点があります。設計上、間取りの制限を受けにくいため、将来的にリフォームが行いやすい構造になります。

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